20代の草男が学生時代の年金を追納するか検討したよ
この前の記事でシュミレートした年金の受給額が思ったよりも少なかったので、何か打つ手はないものかと検討したよ。
その中で、「学生時代に猶予されていた年金を納めることで年金を増やせることができる」制度があったので、今からの納付はお得なのか損得勘定丸出しで検討しました。
まずは、「学生納付特例制度」についての復習。
①国民年金保険料の納付の猶予制度
学生さんはお金ないよね、でも20才になったら社会の一員だから年金は納めなきゃいけない。じゃあ、社会人になるまでは一時的に猶予してあげるよ☆キラって制度。
猶予って言葉がくせ者で、免除ではありません。だから、制度を作ったお国の立場としては、お金ができたら納付してよねってこと。
②メリット
・病気やけがで障害が残ったときも障害基礎年金を受け取ることができます。
例 ) 在学中のスポーツのけが、病気や事故に備えられます。
・年金を受け取るために必要な期間(受給資格期間) に算入されます。
※学生納付特例制度のポイントより
今20代や10代の人であれば、大学の窓口で猶予の申し込みができるようになった(H20~)ので、オリエンテーションの時に「申し込んでおいた方があとあと特ですよ~」と先生が言っていた理由がこれなんですね。
若いときはあんまり実感がないけれど、いつ事故や病気になるかは分からなくて、自分の収入で何とかすることも難しいから障害基礎年金は大変重要だと思います。
万が一のことがあっても、障害基礎年金が貰えるようになります。
平成27年度年金額
975,100円(1級)
780,100円(2級)
国民年金加入中に病気やけがで、一定の障害状態にある間は、障害基礎年金を 受け取れます。
※学生納付特例制度のポイントより
加えて、年金制度には受給資格期間=最低25年間加入していないと年金は貰えないという大前提があります。
学生納付特例制度に申し込んでおけば、その期間は受給資格期間としてカウントされる という最大のメリットを享受できます。
では、いよいよ学生納付特例制度で猶予されていた期間の分を追納する場合について、前回に引き続きねんきんネットでシュミレートしてみます。
①年金ネットで追納・後納可能月と金額の確認をクリックします
②納付状況を表示します
学生特例制度を申請していたか忘れてしまったというかたは、「学特」と表示されているかに注目。
「学特」と表示されていれば、学生特例制度を申請していた!とわかるります。
③学特期間で追納する場合の納付月数を入力します
画像では伏せていますが、追納できる期間が例えば10ヶ月と表示されていれば、最大10ヶ月まで納付月数に入力することができます。
まずは、全ての期間の追納する場合でシュミレートしてみます。
④結果
ぬぬぬ、わかりにくいぞ。見にくいぞ。
草男の場合は、99万円ぐらいまで満額追納するという前提でシュミレートした結果、
80才まで生きれば約150万円から200万円ぐらい受給額が増えるようです。
次に、99万円を自分で運用した場合と比較してみましょう。
利率1%、40年間の場合 1,473,975円
利率1.5%、40年間の場合 1,795,878円
利率2%、40年間の場合 2,185,959円
利率3%、40年間の場合 3,229,417円
えーっと、投資した場合の平均の利回りが3%ぐらいだったはずだから・・・。
自分で運用すれば、だいたい320万円ぐらいになる・・・。
どうしよう、追納しないほうがお得じゃん!!
という結論になりました。
ただ、追納した時のメリットとして、
今後40年間で3%の運用ができるかなんて分からないけど、国が運用してくれれば(たぶん)増えることが保証されている
これにつきるのかなぁと思います。
ただね、年金という仕組み自体そもそも
長生きしないと払い損になる
これは間違いないね。うん。
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